入れ歯は、虫歯や歯周病などの原因によって失った歯を補うための人工歯です。
当院が考える良い入れ歯の定義についてお伝えします。
入れ歯の作成においては、手術の必要がないため、身体に何かの疾患をお持ちの場合や体の負担が少ない方が良い高齢者の方など、ほとんどの患者様で治療を行うことができます。
入れ歯は保険治療でも自費治療でも作製することが出来ます。自由診療のものより安価で作成することが出来ます。
入れ歯の平均的な治療期間は約1ヶ月ほどで、インプラント治療(4〜5ヶ月)と比較すると治療期間や通院回数が少ないです。
入れ歯は脱着が可能なため、高齢の方も掃除がしやすくお手入れが容易です。入れ歯洗浄剤などを用いることで、清潔な状態を保ちます。
天然歯に比べて、硬いものが食べにくいというデメリットがあります。おせんべいやたくあんなど歯ごたえのある食事が不便になることがあります。
バネが見えてしまったり、歯茎の部分が自然に見えにくいため、審美性(見た目)の部分がインラントなどの治療に比べると劣ってしまいます。
部分入れ歯、総入れ歯に共通することは入れ歯が安定しないというお悩みです。また、慣れるまで違和感が強いという問題があります。
このようなお悩みがある場合はお気軽にご相談ください。
一緒にお悩みを解決していきましょう。
虫歯や歯周病の治療を優先して行い、入れ歯を入れても健康な状態を保てる口腔内にしてから入れ歯の作製に移ります。
既製品のトレー(型取りする道具)を使用して歯茎の全体の大体の型取りを行います。
既製トレーで採取した歯型をもとに患者さまのお口の形態にカスタムした個人トレーを作製し、精密な型取りを行います。
噛み合わせの高さなどを確認して、記録します。入れ歯作製において、この噛み合わせの高さの決定は非常に重要な工程となります。
歯型取りや噛み合わせの確認などから得られた資料をもとに、仮入れ歯を作製します。完成した後、実際にこれを試適して頂いて、違和感の有無や噛み合わせの高さの位置の確認、口元の見た目などを確認します。
入れ歯が完成しましたら、慣れるためになるべけお口にフィットするように調整していきます。
長期間の間使用し続けるためには、定期的にご来院頂いてメンテナンスを受けることが重要です。入れ歯を使用していると、歯茎や骨の吸収が起きることがあります。
通常の入れ歯は、上記の入れ歯制作の基本的な流れに示されている②〜⑥の4回〜5回ほどの工程を経て出来上がります。
それぞれの工程に技工士さんが丁寧に対応してくださって、1週間程度の日数を要しますので、完成までには概ね1ヶ月ほどかかることになります。
自由診療の入れ歯を作る際は、より精密な入れ歯を作成していくので、上記の工程に2回ほど診療回数が増えますのでご了承ください。
入れ歯は欠損している歯の1本から総入れ歯まで全ての症例に対応できます。
お口の中の状態によっては機能を発揮できますが、それに反してデメリットがあるのも入れ歯です。
様々な方法や材料がありますので、気になることがあれば些細な事でも良いので相談してください。
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